MotoGP2015日本GP 決勝後インタビュー

誰もが興奮をしたレースに

2015年10月に開催されたMotoGP2015日本GPの決勝後インタビューでの一問一答についてご紹介します。
観戦している誰もが興奮するようなレース展開になりましたが、インタビューの内容では何となく話をはぐらかしているような歯切れがあまり良くない回答も見受けられました。

優勝をしたダニ・ペドロサへの質問

日本GPを制したのは当初優勢と見られていたホルヘ・ロレンゾではなく、ダニ・ペドロサでした。
ダニ・ペドロサへの質問で、スタート時から優勝することを予測していたか?という質問をしたところ、最初は心配していたという回答でした。
スタートまでの間にソフトコンパウンドのリヤに替えるべきだろうかとメカニックと相談していたそうです。
結局、ソフトコンパウンドのリヤタイヤに変更することにしましたが、新しいタイヤだったのであまり良くないから元のハードに変え直すべきかと迷った結果、新しいリヤタイヤのままで走行したことで良い結果が出たとのことでした。

路面の状況やタイヤの特性をよく考えながら走行した結果、良い結果を引き出すことができたということは、やはりプロのトップライダーだなと感じさせてくれるインタビューの内容でした。
ダニ・ペドロサ自身も、今回のレースではレインコンディションだったことが良い結果に繋がったとしていますが、もしもドライコンディションだった場合にはヤマハが優勢だったと分析しています。

2位のヴァレンティノ・ロッシへのインタビュー

途中でホルヘ・ロレンソを抜いて2位になったヴァレンティノ・ロッシは、インタビューの中で非常に難しいレースだったと答えています。
レインコンディションでしたが途中で路面が乾燥して、最後はドライ路面にレインタイヤというコントロールが非常に難しい状態でのレースになったことから精神的にも厳しい内容だったと振り返っています。
このような精神状態で走行しているとミスを犯すことが多いため、最後まで集中力を切らさないように注意していたそうです。
結果的に、目標を達成できたことで満足できる結果だったと答えています。

3位のホルヘ・ロレンソへのインタビュー

当初は有利に見られていたホルヘ・ロレンソへのインタビューでは、かなり残念そうな印象を受けました。
前回のレースに引き続き、天候の影響を受けてあまり良くない結果に終わったことを残念そうに語っていました。
敗因としては、序盤にプッシュし過ぎたことだったと反省している様子で、後半にトラックが乾くことを想定していたらここまでプッシュすることはなかっただろうとしています。
かなり厳しい状況の中でも失ったポイントを最小限に抑えることができたことに対してはまずまずの結果だったとしています。