ロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」の特徴
バイク好きの中には、世界各国をツーリングで回りたいという夢を持っている人は少なくありません。
そんな冒険ツーリングに憧れるライダーの多くが足を運びたい場所が、ヒマラヤをバイクで駆け抜けるツーリングコースです。
全長1,000km超と言われるこのコースをバイクで駆け抜けるためには、バイクの選び方がとても大切です。
こうした長距離ツーリングのために開発されたのが、ロイヤルエンフィールドからラインアップされているヒマラヤ(HIMALAYAN)です。
ロイヤルエンフィールドはイギリスを拠点とする世界最古級のモーターサイクルブランドですが、ヒマラヤはインドを拠点に移したロイヤルエンフィールドが初めて開発したアドベンチャーモデルとして人気があります。
ヒマラヤは2018年の排ガス規制にもしっかり対応しながら、ヒマラヤを制覇できるポテンシャルを持つバイクというゆるぎないコンセプトのもとに、現在でも多くのライダーたちに愛されています。
ヒマラヤのスペック
ヒマラヤは、モデルチェンジを繰り返しながらもクラシックな雰囲気をかたくなに維持しています。
オフロードタイプのバイクで、エンジンには空冷単気筒SOHC2バルブという比較的シンプルなタイプが装備されています。
排気量に関しても411cc、そして最高出力は24psで、他のバイク機種と比較すると、それほど突出しているスペックではありません。
しかし実際にツーリングに出てみると、ヒマラヤは低中速域におけるトルクが力強く加速していき、安定感を感じながら走行できるという魅力があります。
スロットルに対する反応もスムーズで、クランクの重さをしっかり体感しながら走行できる点がライダーたちに好評です。
ヒマラヤはツーリングを前提に開発されており、フレームには剛性を確保するためにスチールが採用されています。
タイヤはフロンド21インチでリア17インチと差があり、長時間のツーリングでもライダーが疲れにくい体勢を維持できる配慮がされています。
ツーリングモデルのバイクは、ボディが軽量に仕上がっている機種が少なくありません。
しかしヒマラヤは重量は200kg程度あり、ずっしりとした重みを感じられます。
走行するとこの重みがバイクの安定感につながるため、この点でもヒマラヤは長距離ツーリングに適したバイク機種だと言えるでしょう。
疲れ知らずのバイクを選ぶならヒマラヤが一押し
ヒマラヤは、長距離ツーリングにぴったりのバイクです。
走行中のライディングポジションは腕や背中が疲れにくく、シート高も800mmと低めなので乗降の際の安定感も抜群です。
しかも肉厚なシートは長時間座りっぱなしでもお尻が痛くなりづらく、この点もライダーたちから好評です。