新発売となるオフロード用バイクホンダCRF110Fの特徴
2018年12月20日の発表でホンダはオフロード走行専用車としてCRF110Fを新たに発売することを明らかにしました。
もともとCRFシリーズとしてはCRF50FやCRF125Fといったものが先行販売されていたのでそこに新たに排気量のクラスを増やすことになります。
同時にCRF125Fも全面的にモデルチェンジをすることも発表しており、オフロード専用車のラインナップが一気に充実することになりました。
なおCRF110Fは生産台数は100台限定、CRF125Fは170台限定で発売開始日は2019年2月1日からとしています。
CRFシリーズで共通しているのが力強く扱いやすいエンジン性能をしているということで、オフロード車に必要なコンパクトな軽量車体とともに非常に使いやすいバイクとして仕上がっています。
ベテランライダーだけでなく、初めてオフロード競技に挑戦するビギナーにとっても非常に使いやすいおすすめバイクです。
なぜCRF110Fという排気量のモデルが新たに投入されることになったかというと、これは従来までのCRF50FとCRF125Fでは2つの車体の間に排気量の違いがあるので、CRF50Fからより高い排気量のバイクに乗りたいという人に障害になってしまう部分がありました。
そこで中間モデルとしてCRF110Fをリリースすることにより、幅広くオフロードを楽しむことができることを目指しています。
CRF110Fの特徴としては、電子制御燃料噴射装置(PGMF)を搭載するとともに、空冷4ストロークPHC単気筒エンジンを採用しているということがあります。
これによりエンジン全体を軽量化し、車体のサイズを小型化することに成功しています。
一方フルモデルチェンジをしたCRF125Fについてですが、こちらでも電子制御燃料噴射装置を新たに採用しており、フレームを新設計しストローク量を増やしたフロントサスペンションといったオフロード走行の強化に努めています。
実際に購入をするときに気をつけたいこと
CRF110FおよびCRF125Fはともに少数の限定台数生産となりますので、もし気になる場合は早めに注文をしておくことが勧められます。
価格はCRF110Fで約25万円(税抜)、CRF125Fで約31万5000円(税抜)となっています。
カラーリングはともにエクストリームレッド一色での展開です。
なおCRFシリーズはいずれもオフロード専用走行車ということで開発をされているバイクなので、購入後にナンバープレートを取得して公道を走行することはできません。
公道以外であっても、山林や浜辺などを走行するときには周囲に人がいないか十分に確認してください。
またCRF110Fは体重が45kg未満の人用に作られた製品であることから、成人の方では乗りこなすのはかなり難しいのではないかと思います。
より本格的なオフロードスポーツをするのであればさらに上位車種となっているCRF450Rというバイクもラインアップされています。