ホンダのアジア戦略

ホンダのアジア市場は電動バイクによる普及を目指す

アジア市場において積極的なバイク普及がされているホンダですが、今後ガソリンバイクのみならず、電動バイクによる普及を目指していることが方針として掲げられています。
アジア市場は2018年3月期において2輪の販売台数が1660万台にまで上り、日本の100倍以上もの販売台数が出ている現状があります。
今後も更にアジア市場は経済の発展が見込まれており、この波に乗ることでより一層ホンダのアジア市場での地位を確立出来るとして、様々な取り組みがなされているのです。

その取り句碑の1つが電動バイクの普及活動によるもので、現在ホンダの電動バイクPCXが、タイやインドネシアなどアジア圏において人気を集めています。
PCXは発売当初日本国内でも新型電動バイクとして注目を集めましたが、アジア市場に比べるとまだまだ下火の傾向があるため、アジア市場においていかに食いつかれるかが勝負の鍵。
人気のモデルであるスーパーカブなどに比べると積載量も多いため、個人利用はもちろんのことビジネスでの利用も期待出来るモデルです。

アジア圏の中でも特にインドにおいては視聴成長率が著しく、年間で2150万台もの電動バイクが販売されたほど。
他国に比べても最高水準の販売実績としてマークされ、アジア圏に電動バイクを普及させる取り組みを本格化させるきっかけにもなったと言えるでしょう。

現地でも本格生産が活気づく

電気設備がまだ安定していないアジア圏において、電動バイクの普及は生活においても電力源になる重要なアイテムです。
バッテリーパックをバイクに取り付けるのではなく日頃の電力源として利用できるように作る事で、電気設備が整っていない地域にも安定した電力普及が可能になります。
現状バッテリーパックを蓄電池として使う実証実験なども現地で積極的に行われており、より一層ホンダの電動バイクが普及する下積みを作っていると言えるでしょう。

更にホンダは現地の市場成長を更に促すべく、インドにホンダの2輪生産向上を設置しています。
現在成長過程にある国々だからこそ市場全体の成長を促すことが引いてはバイク市場へのバックにも繋がるため、積極的にサポートも行われているのです。

排ガス規制に伴う影響がどうなるか

アジア圏でもトップクラスを誇るインドですが、この度新排ガス規制のバーラストステージ6が始まる事が決まりました。
2020年から窒素酸化物の排出量が現状の70~85%程度削減することが義務づけられたため、各所対応に追われています。
買い換えや周辺国の輸出事業への見込みを立て、2輪そのものの改善対応にも励みながら、現地メーカーの後押しを続けつつ、今後の電動バイクの普及にも積極性を強めているのです。