バイク塗装はまず準備から
バイクの塗装を自分で行うという方は少なくありませんが、きちんと計画を立てて準備をしないと、綺麗な仕上がりになりません。
結局プロに塗り直してもらう事で、高くついてしまったというケースも少なくありませんので、出来るだけしっかりと準備をした状態で臨みましょう。
アイテムには色々な種類がありますがその中でも注意をしたいのが、染料です。
同じ赤色でも、ちょっとの配合の違いで全く仕上がりが異なりますので、自分のバイクにはどんなカラーが使われているのかを見極めて、染料選びを行って下さい。
バイク塗装の主な流れ
バイク塗装をする際の主な流れは、このようになります。
まずは、現在塗られている塗装をはがしていきます。
剥離剤を使って、ボディの塗装をはがしていきますが、劇薬ですので、必ず使用方法を守って利用して下さい。
万が一にも皮膚に付着しないように、刷毛を利用して、十分注意して取り扱いましょう。
剥離剤を使った後は、金属製のへらなどを活用して、塗膜をはがします。
一度の剥離剤では落ちきらない可能性もありますので、何度か塗り直しをしないといけない場合もあるでしょう。
塗装が落ちた後は、ヘコんでいる部分をパテ付けして、表面が平らになるようにうめていきます。
錆びている部分はサビを磨いて落とし、出来るだけ表面が綺麗になるようにメンテナンスを行って下さい。
サビを落とす際には、サンドペーパーやワイヤーブラシ、カップブラシ、電動サンダーなどを使うと便利です。
表面が平らになったら、サフェーサーを塗っていきます。
黒、白、灰色などの種類がありますので、下塗りとしてピッタリのカラーを選んで下さい。
塗る前には、シンナーなどを使って表面を脱脂しましょう。
下地が塗れたら、サンドペーパーを使って表面を滑らかにし、丁寧に染料を塗っていきます。
通常、一番上のカラーとなる前に、もう一段階、グレーメタリックなどの染料を塗っていきますので、バイクに合わせて染料を用意する事が大切です。
エッジなど色が付きにくい部分は特に、色ムラが発生する事もあるので、丁寧に作業することが大切です。
全ての外装を塗り終わったら、クリアーをエアスプレーなどで吹きかけてツヤを出し、出来上がりとなります。
更に別途コーティング、デザインを施したいという方は、マスキングテープなどを活用して、好みのデザインに仕上げていきます。
重要なポイントは、下地やパテの部分など、とにかく丁寧に行うという事です。
ついつい一番上の色だけを塗りたくなってしまうかもしれませんが、色々な下地部分が重なることで、綺麗なカラーに仕上がりますので、時間をかけてじっくり行うようにして下さい。