冬のツーリングを快適にする防寒対策とおすすめ装備

冬の町

基本的な防寒理論とは?

冬のツーリングにおいて最も重要視されるのが、「3つの首」と呼ばれる部位の防寒対策です。首、手首、足首は皮膚が薄く、太い血管が通っているため、ここを冷やしてしまうと全身の体温が低下すると言われています。まずはネックウォーマーや長めのグローブ、ブーツなどで外気の侵入を遮断することが基本となるでしょう。

また、ウェアの重ね着、いわゆるレイヤリングも非常に効果的です。肌に近いインナーには吸湿発熱素材を、中間着には空気を溜め込むフリースやダウンを、そして一番外側のアウターには風を通さないウインドストッパー素材を選ぶのが定石とされています。これらを組み合わせることで、体温によって温められた空気の層を作り出し、走行風による冷却を防ぐことができると考えられます。まずはご自身の装備がこの基本構成になっているか確認しておきましょう。

電熱ウェアの導入を検討すべき?

近年、冬のツーリング装備として急速に普及しているのが電熱ウェアです。電気の力で強制的に体を温めるため、極寒の環境下でも快適さを保てると評価されています。導入を検討する際は、電源の種類を理解しておくことが重要です。主にバイクのバッテリーから直接電力を取る「12V車体給電タイプ」と、市販のモバイルバッテリーを使用する「USB給電タイプ」の2種類が存在します。

長距離ツーリングや高速道路を多用する場合は、安定した高出力を得られる12Vタイプが推奨されることが多いようです。一方で、通勤や通学、短時間の街乗りがメインであれば、配線が不要で手軽に使えるUSBタイプでも十分な効果が得られるかもしれません。

ご自身の乗車スタイルに合わせて、ベストやグローブ、グリップヒーターなどの導入を検討してみるのも良いでしょう。

アナログな対策も侮れない?

最新の電熱ギアだけでなく、昔ながらのアナログな防寒対策も依然として有効だと言われています。例えば、使い捨てカイロは安価で手軽に暖を取れる手段の一つです。貼る場所としては、太い血管がある肩甲骨の間や、腰のあたりが効果的とされています。

また、見た目の好みは分かれるかもしれませんが、ハンドルカバーの防寒性能は非常に高いと評判です。直接手に風が当たらない空間を作ることで、薄手のグローブでも操作性を損なわずに走行できるかもしれません。

さらに、新聞紙を腹部に挟むといった緊急時の知恵も、意外なほど効果を発揮すると言われています。高価な装備を揃える前に、こうした身近なアイテムや工夫を取り入れてみるのも一つの手です。まずはできる範囲から対策を講じて、冬の寒さに備えておきましょう。