白バイの全国大会をご存知ですか?
日々交通治安を守り、人々の安全を守っている、白バイ隊員。
警察署の中でも指折りのエリート集団で、確かな安全運転と高度なバイクスキルが必要とされる隊員として、知られています。
現在日本には、3000人前後の白バイ隊員が居ます。
そんな白バイ隊員たちのスキルを目の当たりにすることが出来る大会が、白バイの全国大会です。
白バイの全国大会では、白バイ隊員の中でもより特化している精鋭たちのみが参加をすることを許されており、その技術力には感服させられるでしょう。
各都道府県から代表で三名ずつ選出され、県同市、チームどうして腕を競い合うのが、白バイの全国大会の特徴です。
戦うと言ってもレースをして戦うというわけではなく、あくまで技術力、一般ライダーの見本になることが出来るかどうかなどが競い合われます。
白バイの全国大会で行われる競技種目はどんなもの?
白バイの全国大会で行われる競技種目は、バランス走行、トライアル、不整地走行、傾斜走行の、四つの種目で競い合われます。
これらの種目は、個人戦、団体戦で競い合われ、総合得点によって、優勝が決められ、それぞれの部門で、優勝者が決定。
中には、両方の部で優勝をしてしまうような県の方もおり、参加者は皆、熱気に満ち溢れていると言えるでしょう。
バランス走行では、主に街中を想定した競技種目で、細かい8の字や回避制動など、様々な障害をクリアしていきます。
地面はアスファルトで、あくまで市街地をイメージしたコースではありますが、余程技術がないと超えられないような障害ばかりで、デリケートな操作が求められるでしょう。
トライアルでは、急斜面や階段などを始めとした、通常では超えられないような障害をバイクに乗ったまま走行し、乗り越えていく競技です。
コース途中では滑りやすいダートコースもありますので、いかに上手く乗りこなすかがポイントになるでしょう。
不整地走行では、全く整地がされていない、足場の悪い道を走り、技術を競い合います。
非常に滑りやすいので、一つの操作ミスで転倒する可能性がある悪路を、スイスイと走っていく様は格別です。
そして傾斜走行では、コーナリングの技術が競い合われます。
通常であればスピードを緩めてコーナリングを行うものの、白バイ隊員はスピードをほぼ緩めずに、軽快なコーナリングをすることが特徴です。
この傾斜走行は、白バイ全国大会の中でも花形と呼ばれており、この美しいコーナリングを見るために訪れるという方も少なくありません。
こうして大会項目が全て終了すると、大会の結果発表に移り、表彰が行われます。
白バイ隊員からは逃げられないという言葉に納得の程の、技術力を見ることが出来る大会と言えるでしょう。