風や障害物から手を守るナックルガードを紹介

ナックルガードを使用するメリット

バイクを運転する時には体を守るためのプロテクターを何種類か装着しますが、その中の一つとしてナックルガードがあります。
ナックルガードは別名ハンドガードと言われることもあり、ライダーが運転のためにグリップを握ったときの拳(Knuckle)を守るために使用します。

停まっている時にバイクのハンドルを握っても面積は小さくそれほど負担に感じないのですが、一度走行をしはじめると握った拳はかなり大きな負担を受けることがわかります。

特に寒い時期の走行では、指先に吹きつける寒風が指先を冷やすことになるので、気がつくと手がかじかんでうまくブレーキやクラッチを握り込むことができなくなったりします。

さらに風とともに飛来する小石や枝、木の葉、また雨や雪といったものもかなり運転中の手先を痛めつける原因になります。

そこでナックルガードはグリップの前方からの風や飛来物を守る役目をしてくれるので、かなり走行中の負担が軽減されます。

オフロード走行を行う競技においては選手は当たり前にナックルガードを装着していますが、通常の公道でも使用することにより走行環境が快適になるのでぜひ試してみることをおすすめします。

ナックルガードにもいくつか種類があり、素材や形状によってかなり性能も異なってきます。
環境や気候に応じて使い分けをしていくことができるのでまず最初はバイクのデザインと合わせて使いやすいものを選ぶようにしましょう。

ナックルガードの種類と選ぶ時の注意点

ナックルガードとして市販されているものは大きく「オープンエンドタイプ」と「クローズエンドタイプ」の2つがあります。

「オープンエンドタイプ」というのはハンドルの先端までカバーされない小型タイプで、「クローズエンドタイプ」は反対にグリップ全体をすっぽり覆う形状をしています。
バイクメーカーの中にはオプションでナックルガードをつけることができるようにしていることもありますので、後付をして外観を損ねたくないという時には最初につけてもらうというのも一つの方法になります。

オープンエンドタイプの場合、ちょうどハンドルの前側の部分にヒサシがついたようになりますので外観に影響することはあまりないでしょう。

また素材にも樹脂製のタイプや金属製のもの、ビニールなどで手全体をすっぽり覆うものなどがあります。
気をつけたいのが、ナックルガードは設置をする時の場所がそれぞれの製品によって異なるので、バイクのハンドルの形状によっては取り付けが難しい場合があることです。

ショップなどで購入と設置を同時に依頼をすれば問題はないでしょうが、部品のみを取り寄せて自分で取り付ける時には、その場になってつけられないとわかるケースが多々あります。