ヘッドライトをLEDに交換するのがおすすめな理由
バイクのカスタマイズとしてかなりの人が行っているのがヘッドライトの交換です。
特に中古でモデルの古いものを購入した人などでは、ヘッドライト部分を交換することにより一気に印象を新しいものにすることができるのでおすすめです。
バイクや自動車のヘッドライトに使用されているバルブ(電球)は大きく3種類があります。
いわゆる豆電球と言われている普通の電球が「ハロゲン」、フィラメント線を使わず電極間のアーク放電による発光をする「HID」、チップの発光による「LED」の3つです。
このうち最も多く使用されているのが通常の電球である「ハロゲン」で、安価に購入をすることができる半面、寿命が最も短く発光量が少ないというデメリットがあります。
古いバイクの場合まず100%ハロゲンバルブが使用されているので、もしカスタマイズをするのであればより発光量のある別の規格のものにするのがおすすめです。
「HID」と「LED」の比較をすると、まず明るさの量ということで言えば「HID」の方がかなり明るいです。
一方で寿命を比較すると「HID」はハロゲンの約2倍くらい持ちますが、「LED」の場合そのはるか数倍以上の寿命となります。
ただ価格面で比較をすると、ハロゲンが数千円くらいで交換できるのに対して、HIDは1万円程度、LEDはどのメーカーのものにするかにもよりますが、3万円近くするのが通常です。
どのバルブにもメリットとデメリットがあるので、何を重視するかにより使い分けをしていくとよいでしょう。
一点注意してもらいたいのが、現在ではヘッドライトの明るさについて規制があるということです。
道路運送車両の保安基準の第32条2によると、ヘッドライトは白色でなくてはならないとしているので、カスタマイズによりそれ以外の色のものにしてしまうと不正改造車として取締を受けることになります。
ちなみに平成17年12月31日までは保安基準は「白または黄色」とヘッドライトの色を定めていましたので、古いバイクの中には黄色のライトをしているものがあるかもしれませんが、カスタマイズをする時には必ず白色を選ぶようにしましょう。
おすすめのLEDライトのメーカー
これからヘッドライトを交換するなら、その後ほぼ交換の必要がなくなるLEDがおすすめです。
出始めの頃はかなり高額だったLEDライトもユーザー数が増えるにつれ少しずつ値下がりしているメーカーもあるので、性能と価格で比較をして上手に選んでください。
おすすめのメーカーとしては、大手バイク用品メーカーであるDAYTONAや、国内のライトを取り扱うメーカーfcl.、中国製で価格が安いStreet Catといったあたりが挙げられます。
近年では海外製のLEDもかなり性能が安定してきているのでそちらで試してみてもよいと思います。