ルワンダで電動バイクが人気
東アフリカのルワンダでは現在電動バイクが人気を集めており、一般人の移動手段としてはもちろん、ビジネスツールとして現地の方から重宝されています。
元来車よりもバイクの方が流通傾向にあったルワンダですが、電動バイクの開発に伴い瞬く間に市場に普及。
現在流通しているバイク数実に300万台を越えるバイクが全て電動バイクになるのでは無いかという勢いで、電動バイクが普及している傾向にあるでしょう。
電動バイク普及を現地にてバックアップをしているスタートアップ企業がAmpersandです。
こちらの企業ではバッテリー駆動による電動バイクを積極的に製造し、現地にて電動バイクがより一層普及するべくサポートを行っています。
こうした現地事情に目をつけ各種バイクメーカーも、現在参入を図るべく画策をしている最中です。
待機汚染が軽減された
バイク社会となっているルワンダの悩みの種となっていたのが、大気汚染による問題です。
電動バイク普及前はガソリンバイクが主流となっており、公共交通機関もほとんど整えられていないことから、多くの住民がバイクや車での移動を行っています。
その結果排ガス規制をクリアしている性能の良いバイクでも自然と排気ガス排出量が増加してしまい、深刻な大気汚染問題に発展していたのです。
そんな大気汚染問題を救ったのが電動バイク。
電動バイクや電気自動車は通常のバイクや車と違って排気ガス排出がなく、電気さえあれば動かすことが出来るエコなバイクですので、電動バイクが普及した結果自然と大気汚染問題改善にも繋がっていきました。
そのまま大気汚染問題が続けば普通に呼吸をすることすらままならないような汚染された地域になりかねない事態を防いだ救世主的存在と言えるでしょう。
ドライバーの利益性も向上
ルワンダで電気自動車が一斉を風靡した理由の1つには、ルワンダでは一般的となっているバイクタクシーの影響が大きいでしょう。
バイクタクシーはその名の通りバイクでお客様を乗せて移動をする手段になりますが、電動バイクを導入化することでガソリン代削減、燃費向上した結果収益率がアップ。
バイクタクシーのドライバーの利益向上に貢献する結果となったのです。
バイクタクシーは交通機関が乏しいルワンダにおいて生活を支える基盤となる移動手段になります。
電動バイクの普及前はバイクタクシーの利益率はそこまで上がりきらず自然とタクシードライバーを辞めるライダーも居ましたが、現代では増加の一途を辿っています。
ランニングコストもそこまで掛からずに乗ることが出来るバイクも多く、結果としてルワンダ全体の経済を回すことにも繋がったと言えるでしょう。